薬の主成分が変質したり、色調などの外観が変化したりするのを防ぐために、次のことに注意してください。
1.直射日光を避け、なるべく湿気のない涼しい所に
保管しましょう
2.誤って用いるのを防ぐために、他の容器への
移しかえはやめましょう。
3.薬の袋に”冷所保存”などと書かれている場合は、
その指示に従って下さい。
このほか、小さいお子さんは、誤ってお薬を口に入れることがありますので、できるだけお子さんの手に届かないところに保管しましょう。
主な薬剤の保管時の注意事項
<シロップ剤>
直射日光を避け、冷蔵庫に保管して下さい。
凍結させると性状の変化するものもありますから、冷凍庫内での保管は避けましょう。
ただし、鉄剤のシロップや一部の喘息治療薬のシロップ等は冷蔵庫に入れると固まってしまいますので、涼しい所に保管して下さい。
付属の計量カップなどは、細菌汚染を受けやすいのでいつも清潔にしておいて下さい。
子供のカゼ薬などは何種類もの薬が混ざったり、水で薄めたりしていますので、他のお薬よりも変質の可能性が高くなります。長期間の保管は避けましょう。
<粉 薬>
吸湿しやすいものが多いため、フタの閉まる容器に乾燥剤を入れて保管して下さい。
<錠剤・カプセル剤>
できるだけ、フタの閉まる容器に乾燥剤を入れて保管して下さい。
<点眼剤>
使用中の点眼剤は、細菌で汚染されやすいので冷蔵庫に保管して下さい。
<座 薬>
溶けやすいので冷蔵庫に保管して下さい。
なお、使用する際には10分ぐらい前に冷蔵庫から取り出し室温にもどしてから使用してください。
<インスリン注射剤>
凍結を避け冷蔵庫に保管して下さい。また、携帯時はなるべく温度が上がらないように注意しましょう。
なお、ここに記載しました事項は一般的なもので、特殊なお薬によっては、違う保管方法が必要な場合もあります。
その場合には、そちらの指示に従ってください。
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