お薬まめ知識
No.HP027
 
おくすり Q&A ● 一般薬を買うときの注意


 一般薬を買うときに注意することはありますか?

  一般薬を買う時の注意
 一般薬を買うときに大切なのは、相談して買うということです。
 胃腸薬といわれるものでも
   ・食べすぎ、飲みすぎに用いる 消化剤
   ・胸やけに用いる 制酸剤
   ・胃の痛みに用いる 鎮痛剤   などがあります。
 消化剤と制酸剤では全く逆の作用をもってますので間違って飲むとかえって悪くしてしまいます。また水虫などにもステロイド軟膏を使うと悪化してしまいます。
 風邪薬も
   ・頭痛をとるのが主体のもの
   ・熱を下げるのが主体のもの
   ・咳を鎮めるのが主体のもの
   ・鼻水をとるのが主体のもの
 など色々ありますので、アドバイスを受けて症状にあったものを購入してください。


  病院からもらっている薬との併用
 病院からもらっている薬を服用している方が、安易に一般薬を服用した場合お互いの成分によっては、その効果が強くなったり弱くなったりすることがありますし、治療中の病気が悪化したり、思わぬ副作用が現れることがあります。
 アレルギー体質の方も一般の人には影響のないお薬に対しても、敏感に反応しアレルギー症状を起こすこともありますので注意が必要です。


  例えば!!

成  分 含まれる薬 注意する方
エテンザミド
イブプロフェン
かぜ薬・解熱鎮痛剤 胃に負担かかるため、基本的
に胃炎・胃潰瘍の方
炭酸ナトリウム

胃薬等

胃酸と反応して食塩が出来る
ため血圧の高い方、食塩を制
限している方
塩化リゾチーム

かぜ薬等

卵アレルギーの方が服用する
と発疹などの症状を起こす可
能性がある
イソプロピル
アンチピリン
かぜ薬・解熱鎮痛剤 ピリン系薬剤が禁忌の方が服
用すると発疹などの症状を起
こす可能性がある
マレイン酸クロル
フェニラミン
鼻炎薬や
乗り物酔い止め

緑内障、前立腺肥大症の方は
要注意

栄養ドリンク   糖分が多くカロリーが高めの
場合もあるので、糖尿病の方

 上に挙げた例はほんの一部です。その他、甲状腺機能亢進症、心疾患などの方が気をつけなければならない成分もあります。

 お薬を購入するときは現在の自分の症状や体調、服用しているお薬を薬局の薬剤師に伝え、適切なアドバイスを受けましょう。


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