お薬まめ知識
No.HP028
 
おくすり Q&A ● 一般薬を使うときの注意


 一般薬を使うときの注意点はありますか?

  一般薬を使うときの注意点
 お薬は正しく使用すると、本来の目的である病気を治すという働きをします。症状にあったお薬を購入しても、自分勝手な方法で使用したり、間違って使用したりすると、効果が出ないばかりか、副作用を招くこともあります。決められた服用量・服用回数・服用時間を守るようにしましょう。
 

  添付文書
 購入したお薬の箱には薬の説明書【添付文書】が入っています。用量・用法は読んでもその他は”しらんぷり”ということは良くあると思います。しかしここには使用上の注意や薬の保管方法など薬を安全かつ効果的に使用するための情報が書かれています。お薬をしようする時は必ず目をとおし、お薬の使用が終わるまで大切に保管してください。

 〔添付文書の読み方〕
  ・「使用上の注意」  特に大切!

  『してはいけないこと』
    医療用医薬品の添付文書の中では”禁忌”にあたる
   項目です。飲んでいけない方や飲んではいけない場合
   などについて書かれています。
    ここはお薬を飲む前に必ず熟読し、あてはまる場合
   は服用を控えましょう

  『相談すること』
   ・「次の人は服用前に医師又は歯科医師にご相談
    下さい」

      状況によっては服用できない場合があります
     当てはまる方は医師等に相談してください。

   ・「次の場合は服用を中止し、この文章を持って
    医師、歯科医師または薬剤師にご相談ください」

      副作用の情報です。お薬を使って「変だな」と
     思ったら、まず使用を止めましょう。
      非常にまれではありますが、重い症状の場合
     はすぐに受診が必要になります。また、何回か
     使用しても症状が良くならない場合はお薬が症状
     にあっていない、もしくは別の病気が隠れている
     可能性もあります。それ以上続けて使わずに医師
     の診断を受けましょう。

  『用量・用法』
    お薬を最も有効に効かせるために、お薬の1種類
   ごとに適した量が決まっています。
    自分勝手に減らしては効果が出ませんし、逆に効
   かないからといって量を増やすと、思わぬ副作用が
   現れる可能性があります。きちんと用法・用量を守り
   ましょう。

  『保管及び取り扱い上の注意』
    基本的には直射日光の当たらない場所に、高温多
   湿をさけて保管します。
    一般薬の使用期限は外箱に記載されていますが、
   3年位とされています。しかし保存状態が悪いと、変質
   したり効き目がなくなっていることもあります。そのよう
   な時は使用しないでください。
    軟膏を使うときは手の雑菌が混じらないように、手を
   洗ってから塗るようにし、保管する時はキャップなどを
   きちんとしめるようにします。また、目薬などは封を切
   ると雑菌が入りやすいので、1ヶ月以上経ったものは
   処分するようにしてください。
                ( 参照:薬の正しい保管方法 )


  アレルギーについて
  アレルギー体質でない方でも、薬によるアレルギーの可能性はあります。お薬によるアレルギー反応の多くは皮膚に現れますので、お薬を使用したら皮膚の反応に注意してください。具体的には発疹・発赤・ときには肝臓や腎臓への障害、ショック症状を起こすこともあります。このような症状がでたらお薬の使用を直ちに止め、医師や薬剤師に相談してください。


 一般薬は普通、病気の初期症状を感じたときに服用してください。
 そして使い始めて3〜5日ないしは1週間たっても症状が良くならないときは一般薬の使用を止めて医師の診察を受けるようにしましょう。



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