『ビタミンB群』 〜ストレスの多い方
食生活の乱れている方に〜
身体がエネルギーを作り出すのに必要なビタミン。尿と一緒に排泄されるので、とりすぎの心配はありません。ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンなどに分類されます。
【ビタミンB1】 〜忙しい時・集中力を高めたいとき
運動時・お酒や甘いものが多い方に〜
<効能>
・糖質をエネルギーに変える
・脳、神経の機能維持
・疲労回復 |
<欠乏症>
・倦怠感
・疲労
・むくみ
・眠気
・運動能力低下
・精神不安定
・脚気 |
<1日の必要量>
・成人男性 1.1mg
・成人女性 0.8mg
|
|
|
<1日量を食品でとると>
豚ヒレ肉(1口カツ用)なら
2.5枚 |
【ビタミンB2】 〜肌荒れやニキビの気になる方・
ダイエット中の方・美容に〜
<効能>
・脂質をエネルギーに変える
・皮膚や粘膜を健康に保つ
・成長を促進させる
(子供・妊婦は特に必要) |
<欠乏症>
・肌荒れ
・ニキビ
・口内炎
・眼精疲労
・舌炎 |
<1日の必要量>
・成人男性 1.2mg
・成人女性 1.0mg
|
|
|
<1日量を食品でとると>
・牛乳なら 約3杯半
・鶏卵なら 約5個 |
【ビタミンB6】 〜アレルギー体質の方・妊娠中の方
生理やつわりのひどい方・美容に〜
<効能>
・たんぱく質をエネルギーに変える
・神経の働きを安定
・皮膚や粘膜を健康に保つ
・月経前症候群やつわりを緩和 |
<欠乏症>
・うつ病
・不眠症
・動脈硬化
・肌荒れ
・口内炎
・結膜炎 |
<1日の必要量>
・成人男性 1.6mg
・成人女性 1.2mg
|
|
|
<1日量を食品でとると>
ブロッコリーなら 約1株 |
【ビタミンB12】 〜肉や魚などをとらない菜食主義の方
・貧血気味の方に〜
<効能>
・赤血球を作る働きを助ける
・末梢神経や中枢神経、脳の機能維持
・アミノ酸の代謝 |
<欠乏症>
・悪性貧血
・腰痛
・肩こり
・手足のしびれ
・不眠症
・時差ぼけ
・動脈硬化
・心筋梗塞 |
<1日の必要量>
・成人男女とも 2.4μg
|
|
|
<1日量を食品でとると>
豚レバーなら 約1切れ
植物性食品には、ほとんど含まれていません
|
【ナイアシン】 〜肌荒れが気になる方
お酒が多い方に〜
<効能>
・二日酔い防止
・糖質や脂質、たんぱく質の代謝に関与
・皮膚や粘膜を健康に保つ |
<1日の必要量>
・成人男性 16mg
・成人女性 13mg
|
|
<1日量を食品でとると>
まいわしなら 約1.5尾
多くの食品に含まれているので欠乏の心配はほとんどありません |
【パントテン酸】 〜お酒やコーヒーを
よく飲む方に〜
<効能>
・糖質や脂質、たんぱく質の代謝に関与
・免疫力を高める
・副腎皮質の働きに関与 |
<1日の必要量>
・成人男女とも 5mg
|
|
<1日量を食品でとると>
焼き鳥(鶏レバー)なら 約1.5串
多くの食品に含まれているので欠乏の心配はほとんどありません |
【葉 酸】 〜妊娠中の方や成長期の子供に〜
<効能>
・赤血球を作る働きを助ける
・たんぱく質の代謝に関与
・成長を助ける |
<欠乏症>
・口内炎
・舌炎
・十二指腸潰瘍
・うつ病
・動脈硬化
・悪性貧血
・認知症 |
<1日の必要量>
・成人男女とも 200μg
|
|
|
<1日量を食品でとると>
アサリなら 約9個 |
【ビオチン】 〜アトピー性皮膚炎の方や生卵を
日常的によく食べる方に〜
<効能>
・糖質や脂質、たんぱく質の代謝に関与
・湿疹、皮膚炎などを緩和し、皮膚を健康に保つ |
<1日の必要量>
・成人男女とも 30μg
|
|
<1日量を食品でとると>
大豆なら 約50g
多くの食品に含まれているので欠乏の心配はほとんどありません |
ウィンドウを閉じる
|