≪「ミネラル」とは?≫
体の昨日を維持し、調節するために重要な役割をしている無機物の微量栄養素のことです。酸素と結びつき、呼吸や食物の消化、老廃物の排出、エネルギーの生成など生命活動に欠かすことのできない代謝をサポートしています。必要量は微量ですが、体内で合成できないため、食事で補給しなくてはいけません。不足すると欠乏症が起き、様々な病気の原因になります。
『カルシウム』 〜ダイエット中や偏食しがちな方
・スポーツの時に〜
食事から摂取するカルシウムが不足して、血液中に足りなくなると、骨を溶かして補います。カルシウムが骨に蓄積するのを助けるビタミンDを同時に摂取すると効果的です。ほとんどの人にとって積極的にとりたい栄養素といえるでしょう。
<効能>
・骨や歯を作る
・筋肉の機能維持
・脳や神経の情報伝達
・ホルモンの分泌調整
・血液の凝固
|
<欠乏症>
・骨軟化症
・骨粗鬆症
・成長不良
・イライラ
・高血圧
・肩こり
・椎間板ヘルニア
|
<1日の必要量>
・成人男女とも 600mg
|
|
|
<1日量を食品でとると>
・牛乳なら約2杯
|
『マグネシウム』 〜高齢者や妊婦・お酒が多い方
・ストレスが多い方に〜
マグネシウムは、カルシウムと1:2〜3のバランスでとることが良いといわれています。必要量が少なくても尿や汗と一緒に排泄されやすいので、不足しがちなミネラルです。腎臓で処理されますので、腎臓に障害のある人はとりすぎに注意が必要です。
<効能>
・エネルギーの代謝に関与
・筋肉の機能維持
・神経の興奮の抑制
・体温や血圧の維持 |
<欠乏症>
・虚血性心疾患
・動脈硬化
・高血圧
・頭痛
|
<1日の必要量>
・成人男性 320mg
・成人女性 260mg |
|
|
<1日量を食品でとると>
・バナナなら約6本
|
『
鉄 』 〜女性・ダイエット中の方
・スポーツの時に〜
女性は月経や妊娠、出産によって鉄が失われますので男性よりたくさん必要です。通常の生活では、とりすぎの心配はありません。ビタミンCやたんぱく質と一緒に摂取すると吸収力がアップします。
<効能>
・血液をつくる
・酸素を運搬する
・皮膚を健康に保つ
|
<欠乏症>
・鉄欠乏性貧血
・頭痛
・動機
・息切れ
・免疫力、集中力の低下
・下痢
・便秘 |
<1日の必要量>
・成人男性 10mg
・成人女性 12mg |
|
|
<1日量を食品でとると>
・干しひじきなら
約大さじ1杯弱
|
『
亜鉛 』 〜男性 ・ お酒が多い方
・ 美容に〜
汗で流出するので、多量に汗をかく人はしっかり補給しましょう。通常の生活では、とりすぎの心配はありませんが、2g以上摂取すると急性中毒や腎臓障害、貧血などがおきることもあります。
<効能>
・たんぱく質の合成
・ホルモンの分泌
・エネルギーの代謝
・ビタミンの吸収
・生殖機能の促進
|
<欠乏症>
・肌荒れ
・脱毛
・爪の異常
・味覚障害
・勃起不全
・精液欠乏症
・胎児の成長不良 |
<1日の必要量>
・成人男性 12mg
・成人女性 10mg
|
|
|
<1日量を食品でとると>
・牛モモ肉なら約270g
|
ウィンドウを閉じる
|