お年寄りに薬を服用させる時の注意点を教えてください。
高齢になるにつれて、肝臓・腎臓の機能が低下していきます。ほとんどの薬は肝臓で代謝され、腎臓から排泄されますので、それらの機能が低下してくると代謝や排泄の能力が低下し、結局は薬が体の中に蓄積され、ちょうど過量の薬を投与したのと同じ結果になってしまうわけです。そのため、若い人以上に飲み間違いに注意しなければなりません。
年をとるにつれて、同時にいくつかの病気にかかり、複数の病院にかかることが多くなります。複数の医師から処方してもらった薬を同時に服用すると、お互いに作用しあい、強い効果が現れたり、逆に効果が弱くなることもあります。いつもと違う病院にかかる時や、薬局から市販のお薬を買う場合などは、自分の服用している薬の名前を伝えるか、物を持参するなどして、きちんと報告することが必要です。
また、視力が衰えてきたりして、薬袋の指示が見えにくいなど、飲み間違いの原因になりやすいことが増えてきます。お年寄りが、自分で薬を管理するのが難しければ、家族がきちんと気を付けて飲ませてあげてください。
★飲み間違いを防ぐために ご相談ください。
ワンドーズパッケージ (参照)
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